No.1777
ただいま新幹線で
新青森駅から仙台に移動中
驚くほど人が乗っていない
それもそのはず
仙台まで各駅停車の便だった
おかげで
2時間たっぷり新幹線を
楽しむことができる
5月は怒涛の忙しさで
来週は千葉に4日間
その次の週は熊本3日間
いつ働くんだと
患者さんからお𠮟りを受けそうだが
6月は
できるだけおとなしくしている
2日前ほど
自宅に帰る途中こんな電話があった
名前も名乗らずに
上あごを上げてほしい
口腔外科に
いくら言っても取り上げてもらえない
お宅で何とかならいのか
上あごを上げることで
何かいいことがあるんですか
呼吸が楽になると思うのだが…
40代くらいの男性で
上あごを上げることが
正しいので何とかしてほしい
何か危険性を含んでいるような
専門家が見てなんともないのに
男性は意見を通そうとする
あなたの期待に応えたいが
小野治療院は
そこまでの技術がないので
お断りさせていただきます
仕方なく先方は
電話を切ったが
納得はいっていない様子
確かに上あごを開放することで
下あごが後方に下がり
気道が確保されて呼吸しやすくなる
以前の矯正は歯を2本抜いて
絞める感じにしたら下あごが
前に出てきて気道が狭くなった
なので
今は歯を抜くことをせずに
前に広げる歯科矯正になっている
患者さんの
思い込みに付き合うと
とんでもないことになるので
検査をしたうえでどう判断するのか
必ず専門家の意見を
取り入れることは大切だと思う
顎の治療は難しいが
不都合がある場合は相談して下さい
柔らかいものしか食べないので
顎は退化している真っ最中で
顎はトラブルだらけ
日常生活に
支障のないところまでは
持っていけますからね
Profile
1958年青森県生まれ。治療家の母の背中を見て、自らも治療家の道を志す。
名古屋の著名治療院で修業を積み、青森に帰郷。有限会社カイロプラクティック小野の設立。
日本カイロプラクティック師協会の初代会長として、後に顧問へ。
治療歴37年、患者数約16万人。
シカゴのナショナルカイロプラクティック大学、大連医科大での学び。1997年、世界カイロプラクティック大会in東京での研究発表、大絶賛を受ける。
治療法は、解剖学的治療、バイオエネジェティック、選択理論心理学の融合。患者の心と体へのアプローチに重点。30年通院したおばあちゃんの要望に応え、青森市に治療院開設への決意。
治療を通じて、患者とその家族の幸せの増進を目指す。