No.1803
網戸をつけよ!
と天からの声を聴いて
自宅の窓に取り付けたが
まだ6月中旬なのに
青森は連日の夏日
昔は
稲の品種は寒さに強いのが
絶対条件だったのに
いつのまにか
暑さに強い品種に
改良しなければならなくなった
環境の変化が
すごすぎて
ついていけないのが実情😂
冬の寒さに耐えられないと
娘さんたちが気を使って
98歳の母親を
老人ホームに入れたのだが
お母さんは
何もすることがない
ご飯の心配も
掃除、洗濯の心配もない
人と接するのが好きな人はいいが
ひとりの方が気が楽な人なので
べッドに座ってボーとする毎日
唯一の楽しみは
娘さんが
会社帰りによって話をする時だけ
冬だけお世話になるつもりが
体力が落ちてきて
通年お世話になることに
どこにでもあるお話で
温かくなってきたので
娘さんがホームから連れてきた
丁寧に
治療して
あげてね
と言われたが
大好きな畑仕事をしていないので
治すところがない
さするだけ
生きがいというか
やりがいがないと
内からのパワーが出ていない
これだと
生きていてもつまらない
98歳になったとしても
好きなことを存分にやれることが
幸せであり
生きる力も出てくる
今回は
治療しながら考えさせられた
娘さんからは
先生のところで治療して
少しでも元気に
なってもらえればと期待している
と言われたが
期待に沿えるかどうか
一番お母さんが満たされるのは
大好きな畑を娘さんたちと作ることだが
身体が言うことをきかない
身体が動かなくなっても
できる楽しみを
見つけておくことが重要なのかな
私の場合は
身体が動かなくなっても
側にいるだけで
治療効果が上がるように
バイオエナジェティックの治療を
学び続けてきた
そのほかに
熱中するものを捜しておく必要がある
と98歳のおばあちゃんが教えてくれた
Profile
1958年青森県生まれ。治療家の母の背中を見て、自らも治療家の道を志す。
名古屋の著名治療院で修業を積み、青森に帰郷。有限会社カイロプラクティック小野の設立。
日本カイロプラクティック師協会の初代会長として、後に顧問へ。
治療歴37年、患者数約16万人。
シカゴのナショナルカイロプラクティック大学、大連医科大での学び。1997年、世界カイロプラクティック大会in東京での研究発表、大絶賛を受ける。
治療法は、解剖学的治療、バイオエネジェティック、選択理論心理学の融合。患者の心と体へのアプローチに重点。30年通院したおばあちゃんの要望に応え、青森市に治療院開設への決意。
治療を通じて、患者とその家族の幸せの増進を目指す。