
No.1755
木曜日は週一の中泊町での治療日
定期的に治療を予約している
患者さんで混んでいる
そんなところへ
先生助けて
腰がギクッとなって動けいない
お昼休みまで
待ってもらおうかと思ったが
電話の向こうではとても辛そう
今来てもいいよ
と声をかけたのだが
こちらも準備がある
急いで持ち運び用のベッドを用意した
ベッドが2台治療室にあって
プラス
ベッドがもうひとつ追加したわけだから
治療の手順を新たに
組み立てないといけないが
あとの患者さんの協力も得て
しのぐしかない
50代の奥さんは
ベッドにうつ伏せなるのも大変
こういう時は
時間をかけてはいけないので
ズバッと本丸に切り込む
可動触診で
腰の4番と5番の関節が悲鳴をあげていた
治療は
楽になる方向に持っていって
テーピングで固定した
後は
仰向けになって膝を立ててもらい
アイシングで熱感のある腰を冷やした
治療の目的は
壊れた箇所を固定する
壊れた箇所を冷やす
この2つがとても大事
予約していた患者さんを
いつも通りに治療する間に
2回のアイシングを行った
やるべきことをやったので
奥さんに
協力してもらいたいことがあった
傷口が相当深そうだったので
3日間
仕事も家事も
せずに
寝ていること
そうしないと
治るまでの日数が増えていくし
なんといっても
治った点数が低いと
ぎっくり腰が癖になる
小野治療院では
80点のレベルまでもっていけば
その後
ぎっくり腰で悩むことはない
と訴えているのだが
仕事が忙しくて休めないよ
旦那の食事を作らないと
奥さんからは
そちらの方の優先順位が高い
あなたなら
横になって寝ていることができますか
でもほとんどの人は
仕事があるからと動き回るのだが‥
治る方向に持っていくには
30分は小野治療院で管理するが
23時間と30分は
自分で管理するしかないんですよ
そのことをようく覚えて行動して下さいね
Profile
1958年青森県生まれ。治療家の母の背中を見て、自らも治療家の道を志す。
名古屋の著名治療院で修業を積み、青森に帰郷。有限会社カイロプラクティック小野の設立。
日本カイロプラクティック師協会の初代会長として、後に顧問へ。
治療歴37年、患者数約16万人。
シカゴのナショナルカイロプラクティック大学、大連医科大での学び。1997年、世界カイロプラクティック大会in東京での研究発表、大絶賛を受ける。
治療法は、解剖学的治療、バイオエネジェティック、選択理論心理学の融合。患者の心と体へのアプローチに重点。30年通院したおばあちゃんの要望に応え、青森市に治療院開設への決意。
治療を通じて、患者とその家族の幸せの増進を目指す。