No.1799
人手不足と建物の老巧化から
県営と市営の病院が
統合する話が浮上したが
建設する土地が決まらず迷走中
海抜の問題
地震の活断層の問題
土地の広さの問題
と、どこも一長一短で
頭を悩ますエライさん方
そんな大きな病院で働いている
看護師さんが治療に来るが
皆さん疲れきっている
仕事がブラックなので
若い人から辞めていって
負担は増えるばかり
40代の看護師さんを取り上げる
コロナのワクチンは4回
コロナに感染したのは1年前で
心臓の動機が1年ほど続いた
今回は
顎を上げると左腕に電気が走る
足のむくみ
疲労感
で、この先やっていけるのか
心配で治療にみえた
ということでひとつづつ
解決をしていくことにした
まずは足のむくみからだが
歩く時に蹴り上げることで
ふくらはぎがポンプの役目をするが
できていないと予想して検査に入った
仰向けで
足を伸ばしたまま
足を上げてもらい
私が抵抗する検査から
両足とも本人が驚くほど力が入らず
仙骨・仙腸関節・恥骨関節に
アプローチして
腰・骨盤が喜ぶ方向に持っていって
再検査したら
先ほどの10倍ほど力が入った
これで歩く時に
蹴って前に進むことができる
次は手のしびれだが
顎を上げると
左腕に電気(シビレ)が走るのは
首を前から支えている斜角筋が
スパズムを起こして
腕神経叢の神経を圧迫しているから
だとしたら
斜角筋にアプローチするのだが
斜角筋は
首を動かす働きと
胸郭を持ち上げる働きをしている
胸郭は
背骨・肋骨・胸椎で構成されて
筒のようになっている
その筒が全体で
屈曲や伸展などの動きをするのだが
激務と疲れで
胸郭が硬まってしまっている
肋骨をちょっと動かすだけで
激痛
で顔が歪む
どんだけ疲れているのか
一個づつ肋骨の動きを
正常の動きへと戻していった
ここまで硬いと
背骨と肋骨の付着部の関節に
負担がかかることになる
左の胸椎の3番の
肋横突関節の動きが大きくなって
不安定になっていた
この状況だとさらに
斜角筋は関節を守るために
スパズム(緊張)を起こす
胸椎3番の関節は安定させる方向に
肋骨は動かす方向にと
同じ肋骨なのにやるべき方向が違う
これで首の動きは楽になったが
もうひとつ大事なことが残っていた
それについては明日のブログで
Profile
1958年青森県生まれ。治療家の母の背中を見て、自らも治療家の道を志す。
名古屋の著名治療院で修業を積み、青森に帰郷。有限会社カイロプラクティック小野の設立。
日本カイロプラクティック師協会の初代会長として、後に顧問へ。
治療歴37年、患者数約16万人。
シカゴのナショナルカイロプラクティック大学、大連医科大での学び。1997年、世界カイロプラクティック大会in東京での研究発表、大絶賛を受ける。
治療法は、解剖学的治療、バイオエネジェティック、選択理論心理学の融合。患者の心と体へのアプローチに重点。30年通院したおばあちゃんの要望に応え、青森市に治療院開設への決意。
治療を通じて、患者とその家族の幸せの増進を目指す。